令和2年10月成田市臨時会が開催された。議会では新型コロナウイルスに関する対策と議案が審議された。
秋山 議長は、会議の冒頭で出席者にマスク着用を義務付けるなど、感染拡大防止への配慮を強調した。議長は、議会の進行にあたり、集団感染防止策の必要性を事務作業でも示した。
この会議には、29名の議員が出席している。議案の審議では、市長の小泉 一成氏が新型コロナウイルスの影響について報告し、感染症対策として議案を提出した。市内での感染拡大傾向が続いており、今後の対策が重要であることを述べた。
提出されている議案の中には、新型コロナウイルスへの対策や季節性インフルエンザの同時流行への対応などが含まれている。特にも、インフルエンザワクチンの接種費用助成については重点的に取り上げられた。
市長は、議案第1号として小中学校における校内LAN環境整備について、契約を締結することを報告した。また、議案第2号としてインフルエンザワクチンの助成拡大に関する補正予算を提案した。
荒川 議員は、質疑の中で医療従事者や障がい者への支援策の意義を指摘した。特に、障がい者工賃応援金について、前年同時期の支援と比較し、その必要性を訴えた。市の担当者は、この支援が国の方針に基づくものであることを明らかにした。
また、PCR検査に関する質問もあり、希望者に対して自己負担が発生することに対する懸念が示された。田中 健康こども部長は支援の条件を説明し、低所得者層については自己負担がないと述べた。
議案のすべては討議の後、賛成多数により可決され、議会は臨時会の目的達成を確認した。次に、発議案第1号に移り、議会運営委員長の雨宮 真吾議員が提案理由を説明した。
感染症対策の観点から質問席を設けるため、会議規則の改正を目的とした本案も全議員の賛成で可決された。臨時会の閉会時には、出席をもって全議題が終了したことが報告された。