令和元年9月成田市議会定例会が開会され、重要議案が提案された。
議長の秋山忍氏が定足数の達成を宣言し、今回の会期が9月26日までの28日間である旨を伝えた。また、今定例会に提案された議案の種類として、人事案件や条例案件などが含まれ、具体的には31件の議案と8件の報告が予定されている。
まず、会期に関する決定が行われ、特に異論もなく承認された。小泉一成市長は、議案の提案理由を説明し、教育委員会委員の任命や個人番号の利用に関する条例改正について言及した。これらの議案は、市民生活に直結する重要なもので、教育や福祉関連の施策が含まれていた。特に幼児教育・保育の無償化に伴う改正措置は、大きな注目を集めている。
議案第4号や第5号は、10月から実施予定の幼児教育・保育の無償化に関連しており、その実施に向けた必要な条例の改正が盛り込まれている。小泉市長は、これらの施策が市民にとっての利便性向上につながると強調した。
また、議案第6号では国民健康保険税条例の改正が取り上げられ、高齢者医療制度との整合性を図ることが述べられた。これにより、税の減免措置が拡大される見込みで、特に高齢者に優しい施策として市民からも期待されている。
さらに、公共施設の管理に関する議案も含まれており、成田市豊住ふれあい健康館や北羽鳥多目的広場の管理形態の変更が提案された。この改正は指定管理者制度導入に向けたもので、運営の効率化を図る狙いがある。
議案の中には、市有財産の貸し付けや処分に関するものもあり、こうした措置は地域の活性化に寄与することが期待されている。議長は、これらの議案が市民に良い影響を及ぼすよう願っていると述べた。
会議はその後、休会についての協議が行われ、調査の必要から明日から9月2日まで休会とすることが決議された。議員の間で大きな異議は唱えられず、次回の本会議は9月3日に繰り上げて開かれることが告げられた。