令和元年12月18日、成田市議会において、第4回定例会が開かれた。
本会議では、議案第1号から第22号及び請願第6号・第7号が議題となった。議長の秋山忍氏は、日程に従い、まず会議録署名議員の指名を行った。議員として荒川さくら氏、鳥海直樹氏が選ばれた。
続いて、各委員長の報告が行われ、特に新市場整備および輸出拠点化等調査特別委員会の石渡孝春氏による報告が注目された。議案第18号、令和元年度成田市公設地方卸売市場特別会計補正予算が全会一致で可決され、審査の過程での売上や経費について質疑が交わされた。質疑の中で、債務負担行為についての具体的な内容が示され、その重要性が強調された。
一方、請願第6号は、成田空港に関するものであったが、否決された。これに対し、議員の会津素子氏は、請願第7号については趣旨採択であることを支持した。彼女は、空港機能強化策が住民の理解を得るためには、騒音対策が重要であると訴え、質疑が多く行われた。
また、議案第23号は、令和元年度成田市一般会計補正予算について提案された。市長の小泉一成氏は、台風15号に対する対応として、補正を行う必要性を説明した。この補正予算により、災害廃棄物処理にかかる費用が計上され、その一部は国からの補助金で賄われることが確認された。市の負担を軽減させるべく国に対する要請も重要なテーマであった。
また、質疑応答の後、委員長報告が行われ、全議案は可決された。教育民生常任委員会の一山貴志議員や、経済環境常任委員会の鳥海直樹議員からも報告があり、それぞれの審査経過が説明された。特に、議案第13号においては、学校給食共同調理場の増築工事に関する質疑があり、児童の安全を第一に考える必要が強調された。さらに、補正予算案は多くの議員に支持され、地域への影響が懸念される中、市民生活の改善にもつながるとの意見があった。
本定例会では、各案件の進捗状況と市民への影響が話し合われ、議会が行える施策について議論が交わされた。市民と議会との密なコミュニケーションを図ることが求められている。今後も空港機能の強化や災害対応について、議論が続けられる見込みである。
最後に、閉会の宣告をもって、会議は無事に終了した。