令和3年5月18日、成田市議会臨時会が開会された。
議長辞職及び新議長選挙が主要な議題となる中、出席者は29名全員であった。会議は新型コロナウイルス感染症の影響を受けており、出席者はマスクを着用し、換気を実施しながらの運営となった。
まず、前議長秋山忍氏が議長の辞職願を提出し、異議なく承認された。秋山氏は、議長職を辞するにあたり、議会運営に対する他の議員や執行部への感謝の意を表した。特に、新型コロナウイルスへの対応においては議員の協力によって議会が運営されてきたと述べた。
次に、議長選挙が行われ、雨宮真吾議員が新議長に選出された。新議長の挨拶において、彼は議会運営に対する公正公平な姿勢を示し、他の議員の多様な意見を尊重しながら活動していく決意を語った。
さらに、水上幸彦副議長の辞職が承認され、新たな副議長選挙が開催された。荒木博議員が副議長に当選し、議会の円滑な運営に貢献することを誓った。
今回の臨時会では、議案第1号から第4号及び新たな議案第5号の審議が実施された。議案の中には、成田市税賦課徴収条例の改正や医療費助成条例の変更などが含まれ、多くの議案が賛成多数で承認された。
質疑においては、荒川さくら議員が新型コロナウイルスに関連した補助金や生活支援について質問を行い、執行部の見解が求められた。市は引き続き感染防止策を講じつつ、社会経済活動の両立を図る意志を示し、議会の支持を求めた。
会議は18時17分に全ての議題が終了し閉会された。議会における新しいリーダーシップのもと、成田市の健全な自治の確立に向けた期待が高まる中での決定となった。