令和3年6月30日に行われた成田市議会の定例会では、議案第13号が大きな焦点となりました。
本議案では成田市公設地方卸売市場特別会計の補正予算が提案され、関連食品棟の市による整備が中心に議論されました。
特別委員会の秋山忍委員長は、「新市場整備・輸出拠点化等調査特別委員会における審査結果について報告する」と述べ、議案の可決を進める姿勢を示しました。
また、関連食品棟の整備方法をリース方式とした理由についても説明がありました。
「関連食品棟を市で整備することに方針変更をする理由は、事業者からの嘆願書がきっかけでした。」と秋山委員長は強調しました。
会議では、議員からの質疑が活発に展開され、各議員からさまざまな意見が寄せられました。
大倉富重雄議員は、「会期延長をする必要性について疑問が残る」とし、特別委員会の質疑が37分と短かったことに疑問を示しました。
その一方で、会津素子議員は議案第13号に反対の立場を表明し、「成田市行政と成田総合流通センターとの意思疎通が欠けている」と指摘しました。
賛成意見として、伊藤竹夫議員は「関連食品棟の早期開設が望ましい」と発言し、早期整備の必要性を訴えました。
最終的に、議案第13号は起立多数により可決されることとなりました。
また、議会の最後には、副市長の小幡章博氏が退任の挨拶を行い、議会への感謝の意を述べる場面がありました。市政に対する思いを語る彼の発言に、議員たちは耳を傾けました。
本日の議会は、成田市の未来を左右する重要な決定がなされ、各議員の活発な意見交換がありました。