令和2年6月19日、成田市議会は定例会を開き、数々の議案が審議された。議長の秋山忍氏は会議の開始を宣言し、出席議員29名が確認された。
本定例会では、会議録署名議員に飯島照明議員、神崎勝議員が指名され、その後、議案第25号から議案第48号、請願第1号及び請願第2号が一括議題として取り上げられた。新市場整備に関する報告が石渡孝春議員より行われ、「議案第48号 成田市公設地方卸売市場特別会計補正予算(第1号)については、全会一致で可決された。」と述べた。
建設水道常任委員会からは海保茂喜議員が報告をし、議案の内容としては、公園管理方式の見直しや、騒音地域からの移転を含む開発行為の基準改定が議論された。市は「これにより、申請者の負担が軽減される」と強調しながらも、議案第35号と36号に対する質疑が続いた。
さらに、教育民生常任委員会の一山貴志議員は、教育関連の議案や請願が順調に可決されたことに触れ、「特に手数料条例の改正により、マイナンバーカードの普及が進むことを期待する」と述べた。反対意見もあり、会津素子議員は「市民にとって必要ないマイナンバーカードの強要は問題だ」と主張し、議案第28号への反対表明を行った。
経済環境常任委員会では、鳥海直樹議員が「八富成田斎場の空調設備工事契約の締結については、全会一致で可決された」と報告。さらに、各特別委員会から中間報告が行われ、「新市場整備や輸出拠点化推進については、コロナの影響を注視する必要性がある」との意見があった。懸念されるのは、今後の市場再整備の進捗と資料の搬入遅延であり、今後情報提供を努めるとされた。
最後に、議案第49号の補正予算が提案され、ひとり親世帯への特別給付金関連の質問も出された。田中みを健康こども部長は「申請方法は一括で行う」と説明し、議案は無事可決された。今日の会議を経て、成田市は新たな一歩を踏み出す形に繋がった。