令和3年3月1日、市議会定例会が開催され、一般質問が行われた。
市内議員から、新型コロナウイルス感染症対策や地域医療、交通繁忙に関する問いかけがあったことが特に注目される。議員の一人、鬼澤 雅弘氏は、北千葉道路の進捗と生活保護制度の弾力的運用に焦点を当てた。
鬼澤氏は、北千葉道路の渋滞問題に対処する工事の状況について懸念を示し、地域住民の利便性向上に期待を寄せる一方で、生活保護制度に対しても質問を投げかけた。生活保護申請がコロナ禍で増加する中、受給につながらない理由として扶養照会の厳しさを挙げ、運用の見直しを促した。
小泉市長は、北千葉道路に関しては約3.7キロメートルの工事が進捗していることを報告し、沿線住民の利便性向上や交通混雑の緩和に寄与することの期待を強調した。また、生活保護制度については国の見解を踏まえ、弾力的な運用の重要性を認識していると答えた。
次に、成田空港の騒音対策についても議論が行われた。市民からの不安の声を受け、騒音の影響を受ける地域への説明会の実施や、防音工事の拡充に向けた取り組みが求められている。特に、騒音地域に住む住民の生活環境の保全について市の取り組みが重要視されている。
最後に、住民活動総合災害補償制度に関しても言及があり、該当する地域住民を保護するための制度の周知と利用を促進する必要性が指摘された。