令和6年3月定例会が開かれ、重要な議題が数多く議論された。
本会議では予算特別委員会の設置と委員の選任が承認された。これにより、新年度予算に関する9件の議案が審査されることとなる。
議長の神崎勝氏は、予算特別委員会設置について異議がないと認め、さらに委員選任について具体的な議員名を挙げて指名した。選任された委員は、小泉英樹議員、中島圭介議員、別府弘隆議員など12名で構成され、会議終了後に招集される。これは新年度予算の重要性を鑑みたものであり、引き続き市議会の機能が強化される見込みだ。
一般質問では、政友クラブの秋山忍議員が市長の施政方針に基づき質疑を行った。彼は、特に自然災害に対する防災対策を取り上げ、成田市の今後の施策についての意見を述べた。秋山議員は、最近の能登半島地震をふまえ、地域防災体制の強化を求めた。
それに対し、小泉一成市長は、成田市でも震度6強を想定した地域防災計画を策定していると述べ、今後の自助、共助を強化することが重要であると強調した。また、地域の傷を癒すための支援活動を継続する意向も示した。
地方創生の一環として、地域経済の活性化施策についても秋山議員から質問があり、円安や物価上昇に伴った地域経済への影響について市長に見解を求めた。市長は中小企業支援の具体的な施策を提示し、地域の経済循環を促進する考えを述べた。具体的には、融資面でのサポートや創業者への助成が強調された。