令和3年印西市全員協議会が2月10日に開催された。
出席議員22名が参加し、議題として予算審査常任委員会委員の選任に関する議論が行われた。これに先立ち、板橋議長は新型コロナウイルスの影響に触れ、参加者に体調管理を促した。
最初の議題として、予算審査常任委員会委員の選任が提案された。これまでの委員に代わり、新たに選任された委員は計10名である。板橋議長は、異議がないことを確認した上で、委員選任が進められることを確定した。
次の議題では、令和3年度一般会計予算が討議された。議会事務局次長の吉岡哲男氏が資料をもとに、予算案を説明した。議会費は約2億2,560万円が計上され、前年より294万円の減少となっている。この減少の主因は、議員人件費の見直しであり、具体的には期末手当の支給月数を改めたためだ。
議長交際費については、従来通り60万円が計上され、特別な変更はなかった。議会運営に関する経費は、議論を経て4,005万円に抑えられた。こちらも前年度実績を基に見直され、更新費用が減額された一方で、議会タブレット端末の導入に伴う追加経費が見込まれている。
議題の一つに議長交際費の取扱い改正が提案され、近隣市議会との均衡を図る内容が盛り込まれた。板橋議長は、改正案について議会へ理解を求め、異議なく令和3年4月1日から運用を開始する方針を打ち出した。
全体を通して、新型コロナウイルスへの対応に留意しながら、各議題の協議が進められた。面倒な手続きや方針の確認がなされ、今後の議会活動に必要な基盤が整ったものと考えられる。全員協議会は午前11時26分に閉会した。