令和2年印西市全員協議会では、新型コロナウイルスに伴う多くの議題が取り上げられた。
特に、学校の臨時休業措置の延長が強調された。大木弘教育長は、緊急事態宣言の延長が未定であるものの、印西市内の感染者数が増加している現状を説明し、幼稚園や小中学校を5月31日まで休業する方針を示した。その決定に基づき、教育委員会は引き続き教職員の交代勤務体制により在宅勤務を行う。また、学習指導の面では、子供たちへの学習課題の配付や電話相談などによるサポートが進められているという。
会議では、教科書や教材を基にした家庭学習の計画的な推進が求められているほか、印西市のホームページを使用した情報提供や学習資料の送付が検討されている。特に、家庭にインターネット環境が整っていない家庭への配慮が必要とされており、各学校には必要な郵送予算の計上をお願いする方向であることも報告された。
このような状況においても、教育長は「教育の現場では主体的・対話的で深い学びが求められている」とし、子供たちには大いに期待を寄せていることを明かした。また、直接指導ができない中での生活指導についても、自主的な行動の重要性が強調された。
さらに、議題の一つとして印旛利根川水防事務組合の議会議員の選挙が取り上げられ、現任の議員がそのまま任務を続けることが決議された。これにより、伊藤真一議員、浅沼美弥子議員、金丸和史議員の3名が再選される見通しとなった。
新型コロナウイルスに対する議会の取り組みは強く、出席議員による質疑が行われるが、特に今後の対応が重要視される。感染症対策に基づいた衛生管理や傍聴者の数についても慎重に進められることが確認された。会議は、出席議員の健康管理の重要性を再度確認しながら、全ての日程が終了した。