令和2年第3回印西市議会定例会が9月3日に開催された。
この会議では、印西市の多岐にわたる条例改正案や補正予算案が審議された。
特に、議案の中でも多くの関心を集めているのが介護や福祉関連の条例の改正である。
地域の高齢者が安心して生活できる環境を整えるため、介護保険条例を見直し、より効果的な運営基準を設定する必要性が議論された。
また、板倉正直市長は行政報告の際、地域における新型コロナウイルス感染症の影響とその対策について言及した。
「感染者は微増し、現在までに55名が確認されている。さらなる感染拡大防止に向けて市としても緊急支援のための予算案を提出する所存である。」とし、特に保健所体制の強化を求める要望を行った。
また、各議案については質疑が行われ、多数の意見が交わされた。
議案第15号として示された印西市基本構想の策定についても注目され、今後の地域発展に向けた意思が示された。
議論の中では、「住みよさ実感都市」としての将来都市像を掲げており、生活の質向上を目指す施策が期待されている。特に、新規就農者のための支援や地域間の交流を促進する取り組みが強調されており、後継者不足に対応するための施策が求められた。
全体として、議会での提案は市民生活の向上に寄与する方向性が示された。
また、予算案では新型コロナ対策関連の増額が計画されており、感染症の影響を乗り越えるための具体的施策が早急に求められている状況であった。