令和6年第3回印西市議会定例会が8月30日に開催され、様々な重要課題について活発な議論が交わされた。議会では、特に印西市の総合計画やスポーツ推進、地域福祉、交通政策といった施策が中心に取り上げられた。
議会初日に、会派“いま未来”の松谷知美議員が代表質問を行い、印西市総合計画に関する見直し方針を求めた。松谷議員は、総合計画が市の最上位計画であることから、現行の基本構想が市民の期待に応えられているか確認する必要性を強調した。藤代健吾市長は、基本構想について調整しながら進めていく必要があると述べた。
スポーツ推進については、松谷議員が印西市スポーツ推進基本計画に基づく取組について質問。市長は、生涯スポーツを楽しむ環境づくりを目指し、特に指導者の不足やイベント開催の支援などの課題解決を目指すと回答した。松谷市議員は更に、指導者不足の解消に向けた具体的な取組を求めた。市長は既存のプログラムを評価しつつ、支援を強化する姿勢を示した。
地域福祉の課題では、市内の高齢者や障がい者支援について、松谷議員と青木恵巳子福祉部長が意見交換を行った。青木部長は、最近の福祉活動の進展について説明し、市民の意識向上を図る取り組みやボランティア活動の充実を推進する必要があると発言した。特に地域包括支援センターを活用した地域福祉の促進が重要とされる。
交通政策については、松谷議員が印西市の公共交通の課題を指摘し、バスの再編によるアクセス向上策について質問。市長は、現在の交通サービスを見直し、デマンド交通などの新たな施策を取り入れる方針を示した。特に高齢者の移動に配慮した施策が求められている。
今回の定例会では、市民生活に関わる重要な施策に関して多くの議論がなされ、今後の市政において市民のニーズに応えた取組が期待される。今後も議会を通じて、市民と市が連携し、さまざまな課題解決に向けた施策を実施することが求められる。