令和5年6月27日に行われた印西市全員協議会では、4つの重要な議題が議論された。特に、印西市議会の現行議員定数と基本条例の制定について多くの意見が交わされた。
初めに、議長の海老原作一氏が協議の開始を宣言し、吉岡哲男議会事務局長が条例に関する説明を行った。印西市の議員定数は、平成26年の条例により22名と定められており、4年ごとに見直しが必要とされている。海老原議長は、「この件につきましては、議会運営委員会での検討を進めることといたします」と述べた。
また、決算審査特別委員会の設置が決議された。吉岡事務局長によると、次の定例会では令和4年度の決算認定が控えており、10名の委員名簿案が提出された。この案に対し、議員たちは異議を唱えず、議長が指名する形で進められることになった。
さらに、印西市議会基本条例の制定に向けて特別委員会の設置についての意見も交わされた。議長の意向を踏まえて、特別委員会を設ける方向で進行した。松尾榮子議員が「議会の問題は議会運営委員会での説明が必要ではないか」と質問し、議長は「過去の議会改革推進特別委員会の流れを踏襲した」と説明した。
最後の議題では、20年以上使用している議場の国旗と市旗の修繕についても迅速な対応が求められた。議長は「早急に対処を行う」と述べ、全会一致で承認された。
このように、印西市全員協議会では、議員定数や基本条例の制定に関する重要な議論が行われ、今後の市議会運営に向けての展望が示された。次回の全員協議会は、7月7日に開催予定であり、さらなる協議が行われる。