令和元年第4回印西市議会定例会が12月5日に開かれ、様々な議題が議論された。中でも、台風被害への対策や印西市の防災力向上についての議論が目立つ結果となった。
最初に、松尾榮子議員が防災対策について質問を行い、特に台風15号、19号及び10月25日の豪雨による被害に対する市の対応が焦点となった。松尾議員はこれらの災害による影響で、多くの市民が避難所を必要としたことを強調し、特に避難所開設や災害対応の体制についての質問が相次いだ。市長の板倉正直氏は、市の防災力向上に向けた取り組みの重要性を強調し、さらなる改善を約束した。
次に、一般質問が行われ、出席議員が市の財政状況やインフラ整備、地域コミュニティの構築などについて質問。特に、印西市の住み良さランキングについて議論が盛り上がった。市民の安全と安心を確保するために、警察や地域住民による協力も必要であるという意見が多かった。
さらに、台風や豪雨による野生動物への対応策として、特に野生イノシシの捕獲が重要であるとの意見が寄せられ、捕獲強化の必要性が確認された。印西市がこの問題に対処するための計画についても言及された。
また、今後の人口動向や公共施設の整備状況についても議論があり、印西市としての防災と減災に向けた具体的な取り組みを強化していく必要性が指摘された。
最後に、教育施策に関する質問が行われ、学校給食に関する改修工事の進捗状況や今後の対応策についても触れられた。特に、児童への教育や生活支援の重要性が強調され、地域全体で支援を行う必要があるとの意見がまとめられた。