千葉ニュータウン中央駅圏複合施設の整備が進む中、印西市は民間活力の導入を視野に入れた計画を策定している。令和2年度からは、民間事業者の公募手続きや、設計・建設を経た後の令和6年度供用開始を目指している。また、日本デキシー工場跡地の活用も検討されているが、その具体的な整備計画はまだ策定されていない。これらの施設整備に際して、財政負担の軽減が重視されていることは理解される。しかし、適正配置アクションプランは、新たな施設設立による影響を考慮していないため、今後は見直しを含めた検討が求められる。
一方、健康診査およびがん検診については、受診率の向上が喫緊の課題として取り組まれている。特定健康診査の受診率は県平均よりも低く、今後はより多くの市民に対して受診を促す環境整備が必要だ。具体的な施策として、健康診査の効果を高めるために保健指導やアウトリーチ活動が重要とされており、さらに千葉県や他市の取り組みを参考にし、保健分野における市民への啓発活動を強化する方針である。
また、印西市は超高齢社会への対応策として、要介護認定者の減少に向けた計画を進めているが、認定率の低下は他市と比較しており、今後さらに介護予防施策の展開が期待されている。