令和4年第3回印西市議会定例会が9月8日に開催され、重要な事項が議論された。
冒頭、議長の中澤俊介氏が会議を開会した。続いて、日程に従い、議会の記録署名議員の指名や諸般の報告を行った。特に、市長の板倉正直氏は、議案第11号及び第12号として、印西市立高花小学校及び小林コミュニティプラザの工事請負契約について説明した。これにおいては、それぞれ古屋建設株式会社との契約が承認され、総額8億5,338万円に達している。
次に、一般質問に移り、櫻井正夫議員が主導となり、自身の関心領域である道路問題について意見を述べた。櫻井氏は市道の管理に関する基本的な考え方や、法定外公共物として認められない道路の取り扱いについて市の姿勢を問うた。都市建設部長の櫻井敦氏は、道路の管理について詳細を報告し、住民からの要望に応じて対応を進める考えを示した。
さらに、高齢者問題に関する質問が行われ、板倉市長は高齢者の健康維持施策や地域包括ケアシステムの拡充への取り組みについて説明した。高齢者の割合が上昇し続ける中で、印西市としては生きがいづくりや介護予防に関する施策を強化する必要があると述べた。
次に、教育問題について意見が交わされた。松尾榮子議員が図書館の運営について触れ、指定管理者制度導入に対して市民が不安視していることを指摘した。市長や教育長は、この問題に関して市民の意見を重く受け止め、今後も慎重に検討を重ねる方針を明らかにした。
議会の最後には、米井重行議員が、北総鉄道の運賃値下げについての影響を問う質問を投げかけ、運賃値下げが地域経済や市民生活に与えるメリットについて、意義を強調した。
印西市議会は、これからも地域の発展のため、市民の声を取り入れながら、行政の運営を行っていく姿勢を確認した。