令和3年第4回印西市議会定例会が11月29日に開かれ、様々な議案が審議された。
議長の中澤俊介氏は、会議の冒頭で新型コロナウイルス感染症対策のための傍聴者への協力を呼びかけた。また、会期は12月17日までの19日間に決定された。
会議には、市長の板倉正直氏が出席し、行政報告では新型コロナウイルスの感染状況について触れた。感染者はゼロであるが、国内外の感染拡大に警戒する必要があると強調した。また、ワクチンの3回目接種が計画されており、早期に接種券を送付するとの報告があった。
さらに、市制施行20周年記念花火大会について言及し、問題点を分析したことを示した。市長は、各役職者の給与の一部減額を伴う特例条例を提出することも発表した。これらの取り組みは、今後の市政運営での教訓とし、再発防止に努める姿勢を示した。
今回の議会では、承認案件が1件、条例が9件、予算が2件、契約締結が2件、財産取得が1件、報告が1件、その他が5件、計21件が提案された。特に議案第10号と第11号では、それぞれ印西市一般会計及び国民健康保険特別会計の予算補正が審議され、歳入歳出が増額される見込みである。市は障害者支援事業などに関連して予算を追加することを明らかにした。
議案の審議を通じて、議員たちは数多くの質疑を行ったが、全体としてスムーズに運営された。市長や部長たちがそれぞれの状況を説明し、議員たちはこれに対する質問を通じて議案内容の理解を深めた。特に厚生関連議案には多くの関心が集まり、議会での討論が活発に展開された。
会議は、健全な市政を維持するための重要な議題を扱う場であり、議員たちの意見が市の未来に影響を与えるものであることが示された。今後の進展が期待される。