令和4年第2回印西市議会定例会が開催され、重要な議題が審議された。
会議の主な内容には、自転車使用に関する条例改正や文化ホールの設置、税条例の改正等が含まれた。
特に、自転車の安全・安心利用に関する条例改正案は注目され、多くの質疑が行われた。総務企画常任委員会の委員長、岩崎成子氏は、「自転車事故は令和2年に27件、令和3年に28件発生しており、重大事故はなかった」と述べ、改正案の必要性を強調した。
また、自転車損害賠償保険への加入義務化について、「全国での賠償金の事例からも必要である」と指摘した。
続けて印西市税条例の改正案においては、DV被害者への配慮が盛り込まれたことが評価された。質疑に対して、市長の板倉正直氏は、「地方税法に基づくもので、被害者の住所表示を配慮する内容」と確認した。
文化ホールについては、指定管理者制度の導入が議題に上がった。文教福祉常任委員会委員長、稲葉健氏は、「福祉の増進を図るための改正である」と説明し、地域の文文化を推進する重要な一歩と位置づけられた。議案の賛否については大きな議論が交わされた。
最後に、令和4年度印西市一般会計補正予算が審議された。予算審査常任委員会の委員長、金丸和史氏は「歳入歳出をそれぞれ約2億9,561万5,000円追加し、総額458億4,381万8,000円とする」と説明した。市民協働型投稿サービスやAIチャットボットの導入により、行政サービスの向上が期待されている。
なお、いずれの議案も可決され、印西市の今後の施策に対する期待が高まっている。