令和6年第3回印西市議会定例会が9月3日に開かれ、一般質問が行われた。
主な講演テーマには、印西市のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進方針や給水域拡大の取り組み、誰もが暮らしやすい社会の実現などがある。特に印西市のDX推進について、稲葉健議員が市民の利便性向上や職員の生産性向上に関する質疑を行った。
稲葉議員は、特に市民の利便性向上に関連して、現時点での行政手続きのオンライン化状況やマイナンバーカードの普及促進策を質問した。对此、藤代健吾市長は、現在のDX推進方針には令和7年度に次期方針を策定する計画があり、現行方針は見直さないとの見解を示した。さらに、マイナンバーカードに関する実績として、健康保険証としての利用率が国保で60.9%であると報告された。
また、給水域拡大の対応についても質問があり、上下水道部長の髙平光重氏が、令和6年度から3か年で調査や検討を行い、水道の利用要望を把握し、水道事業の運営方針を見直す旨を説明した。市長は、特に安心して飲用できる水の供給は重要であり、給水区域の拡充は慎重な判断が必要であると強調した。
「誰もが暮らしやすい社会の実現のために」や「子供たちの安心安全を目指して」などのテーマに関しても質疑があり、議員は医療的ケア児やヤングケアラーへの対応、通学路の安全問題などを取り上げ、より良い政策の実行を求めた。
最後に、学校図書館に関する質問が行われ、印西市の学校図書館の現状や学校司書の配置状況について確認がなされた。教育長は、学校司書の配置が十分ではないと認識しつつ、改善に向けての努力が必要であると述べた。