令和2年9月4日に開催された印西市議会の第3回定例会では、多数の議案が審議された。
今回の議会では、特にごみ減量化や印西市の財産活用、さらには交通政策に関する話題が注目を集めた。
会派「響」の代表質問を行った玉木 実議員は、ごみ減量化の取り組みについて具体的に質問し、過去5年間の計画と実績の誤差について尋ねた。玉木議員によれば、家庭系のごみは694グラムと目標636グラムを上回っているという。市長の板倉 正直氏は「市民や事業者との連携が求められる。」と強調した。加えて、印西市が負担するごみ減量化事業についても「PDCAサイクルをしっかり回して、共同作業を進める所存」と述べた。
印西市が所有する財産の活用に関する質問も多く寄せられた。玉木議員は、教育施設や市の不動産の活用方法について尋ねた。これに対し、板倉市長は「地域の声を元に、市民にとって価値ある資産の活用を模索する。」と述べた。
交通政策やコロナ対策についても触れられた。玉木議員は、特にJR成田線の増便や北総鉄道の高運賃是正について質問した。市長は「交通政策の見直しが進」「市民のニーズに合致した対応を模索する」と語った。
会派「新政」の海老原 作一議員によると、コロナ禍の地域の状況に即した後方支援や教育面での対策を講じる必要があると述べ、特に生活支援が強調された。市長は「医療機関への支援も含め、地域全体で連携を強めていく考えだ」と続けた。
このように、議会では市民生活に直接影響を与える様々な議題が扱われ、各議員から活発な意見交換が行われた。特にコロナ禍での新しい生活様式対応や高齢者支援に向けた具体的な施策が焦点となり、今後のさらなる対応が期待される。