令和2年第1回印西市議会定例会が行われ、様々な議題が議論されました。
特に、新型コロナウイルスに対する行政の対応についての報告が注目されました。
市長の板倉正直氏は、感染症への対応として、2月25日に新型コロナウイルス対策本部を設置したことを説明しました。
市主催イベントの中止や延期が決定され、公共施設の利用が制限されています。
また、市内における感染者の発生に関しても報告があり、情報収集と市民への周知が強調されました。
市は、今後の感染状況や国の専門家会議からの情報収集に基づき対応策を検討すると述べました。
議案に関しては、行政不服審査法施行条例や印鑑条例の改正について、賛成の多数で可決され、新たに木下交流の杜のフットサルパーク設置を決定しました。特に、木下交流の杜コスモスフットサルパークについては、多世代交流の促進を目的に市民の健康増進を意図しています。
また、印西市を対象とした請願制度の中で、香害から市民を保護する取り組みが採択され、市民健康への影響が注視されることとなりました。
この件に関して、普及啓発の重要性が指摘され、基本方針に基づいて市独自の啓発策が模索されることになりました。
さらに、自衛隊の中東海域派遣に関する議題についても議論され、賛成との意見と反対の意見が相互に表出しました。
賛成する意見は、日本関係船舶の安全確保が目的であることを強調し、反対意見は憲法との整合性を問いかける形で展開されました。
最終的に、請願2―1号(香害について)は採択されましたが、請願2―2号(自衛隊派遣)は不採択となりました。
本会議は、さらなる市民にとって快適な環境づくりへの取り組みを模索する中で、閉会されました。