令和6年第1回印西市議会定例会では、広範な議題が扱われた。特に、林勝利議員の個人質問が注目を集めた。
林議員は能登半島地震の影響に対する懸念を示し、支援活動として約15万円の義援金を日本赤十字社千葉県支部に寄付したことを報告した。
給食費の無償化について質問した際、教育部長の土屋茂巳氏は、他議員と同様の質問がすでに出たため詳しい説明は控えたが、林議員は給食費の無償化が子育て世代への重要な支援であると再度強調した。また、無償化の実施後も質の高い給食の提供を求めた。
さらに、子育て支援に関連し、子どもたちの入学準備費用の支援について市民活動課長の回答を求めた。岡本健康子ども部長は比較として習志野市の新生活スタート応援臨時給付金制度を挙げて、今後調査研究を行う考えがあると示した。
公園の整備について、林議員は新しい硬式野球場の建設を提案。板倉市長は現施設の改修に向けて取り組む姿勢を見せたが、予算の限界もあるため難しさを認識している様子だった。
地域振興に関しては、千葉ロッテマリーンズのファーム施設の誘致を提案し、田口企画財政部長はその可能性を探る考えを示した。特に立地の良さをアピールする必要があると述べた。
また、図書館整備についての質問では、児童書の充実が図られていることを確認。特に「貸出窓口」の設置計画が述べられた。最終的には、林議員は地域振興や子育て支援を強調し、今後の市政運営に期待を寄せた。