令和4年第1回印西市議会定例会が2月18日に開催され、様々なアジェンダについて議論が行われた。
特に注目を集めたのは、新型コロナウイルス対策に関する施策および市の将来人口推計に関する報告である。金丸和史議員は、オミクロン株の影響による新型コロナウイルスへの対策として、印西市の応援クーポンや臨時特別給付金事業について触れ、これにより市民の元気を取り戻したいと強調した。
市長の板倉正直氏は、令和3年度から新たに策定された印西市総合計画の基本構想に基づく将来人口見通しに言及。市は今後も人口が増加すると見込んでおり、これを受けて各種政策を展開していく意向を示した。特に、団地の維持管理や空き家対策が今後の重要課題であると指摘し、地元企業との連携も強化する方針であるという。
また、財政に関する質問も多く寄せられた。金丸議員は将来を見据えた財政状況のシミュレーションや、歳入面及び歳出面での課題について問いただし、特に市税の安定確保のための取り組みを求めた。これに対し市長は、市税の安定確保に努め、市民サービスの向上を図る意向を示した。
印西市の職員の採用に関する議論も行われ、採用に必要な書類や最近の職員採用状況についても詳細に説明がなされた。採用による人材確保の重要性が強調され、特に専門職においてはより多様な応募者を受け入れる必要性が論じられた。
さらに、地域防災計画の改訂や、教育施策、デジタル化の推進についても意見交換が行われ、特にデジタル技術の導入により業務効率化を図る取り組みが紹介された。
今後の印西市の課題解決に向けた取り組みの進展が期待される中、本会議は終了した。