令和元年第4回定例会が印西市議会で開催され、市議からの一般質問が行われました。質問では公共交通の充実や施設の再開、教育条件の充実に関する市の方針が取り上げられました。
公共交通の充実に関して、山田喜代子議員(日本共産党)は、交通弱者が抱える課題について質問をしました。特に、買い物難民や通院難民の実態に触れ、交通権保障の重要性を訴えました。また、公共交通の向上による地域貢献についても言及し、市長の答弁を求めました。市長の板倉正直氏は公共交通が市民の生活に対して重要であることを強調し、今後も効率的かつ利便性の高い公共交通の実現に向けて努力する意向を示しました。
また、いこいの湯の再々開についても議論されました。山田議員は再開の経緯や理由、責任の所在について詳細に質問し、現在改修工事に向けて進められている状況を尋ねました。市の福祉部長である染谷豊氏は、現在も施設改修の設計を進めていることを報告し、早期の再開を目指していると述べました。
さらに、まちづくりにおけるヤードについての質問もあり、印西市におけるヤードの実態を把握しているかや、不法ヤード対策の充実についても言及されました。
教育の充実についても、山田議員は介助員不足の問題や、保育・教育環境の改善を訴え、教育長や市長に具体的な方策を求めました。教育長の大木弘氏は今年度の人数を確保する努力をし、問題解決に向けた取り組みを続けていると答弁しました。
最終的に、公共施設の土地賃借料についても問題が提起され、まちの利便性を向上させるための適切な施設配置が市議会で検討されています。市長は適正な施設管理の実現に向けて注力する意向を示しつつ、市民からの要望や意見を踏まえた対策を継続して進めていく考えを明らかにしました。