令和4年第4回印西市議会定例会が開催され、重要な議題が取り上げられた。特に交通安全対策では、協議会が市民の要望を受け止め、危険箇所への対応策を検討していることが報告された。教育部長の土屋茂巳氏は、学校からの改善要望があった場合、特に通学路の点検を月1回実施し、現地確認を行っていることを述べた。具体的には、印旛中学校周辺の道路の整備や、新たな横断歩道設置などが進められている。
さらに、印旛支所とふれあいセンターの大規模改修工事についても発表された。市民部長の吉林由美子氏は、機能回復やユニバーサルデザインの導入などが具体案として検討されていると説明した。この改修は、運営効率を高め、市民が安心して利用できる施設になることを目的としている。特に印旛公民館との複合化についても、地域のニーズに応じた施設作りが求められ、市民からの意見を基にした計画が進行中であることが強調された。
次に、印旛中央土地区画整理事業についての進捗状況も報告された。都市建設部長の櫻井敦氏は、事業計画書案の策定と都市計画道路の変更手続きが順調に進んでいるとし、周囲の自然環境を保護しつつ進める方針を示した。環境影響評価に基づく貴重種の生息確認も行われており、これに対する配慮が進められるとのことで、地理的優位性を生かした発展が期待されている。
また、公共交通の充実についても議論され、特に公共交通不便地域への対応策が強調された。企画財政部長の小林正博氏は、今後「公共交通不便地域対応指針」を策定し、高齢者や交通弱者が利用しやすい交通機関の整備を進める計画を明らかにした。実証運行中のスワン号に関連しても利用状況が報告され、利用促進施策が求められている。
公園や緑地の維持管理については、都市建設部長がその維持管理方法や市民からの要望への対応の進捗を説明し、安全で快適な利用環境の確保に努める姿勢を示した。
このように、印西市の定例会では、交通安全、公共施設の改修、土地区画整理事業、公共交通の充実、そして公園・緑地管理と、多岐にわたる重要な課題が議論され、市民の安全と利便性向上を目指した具体的な方針が示されている。今後の取り組みに注目が集まる。