令和6年第3回印西市議会定例会が、9月5日午前10時に開議された。議事日程は3つから成り、まず会議録署名議員の指名から始まり、一般質問へと移った。
今回は津田憲吾議員が議席から一般質問を行い、印西市における投票率の向上策や給食の質向上、そして交通移動手段の拡充について質問した。特に投票率に関する発言では、2024年7月に予定される市長選挙や補欠選挙において、若年層の投票参加を促進する施策の必要性を強調した。
津田憲吾議員は、投票率を向上させるための対策として、印旛明誠高等学校での選挙出前講座や模擬投票体験を提案。若者の投票率向上に向けた取り組みは、引き続き重要であると述べる。また、彼は交通不便地域におけるデマンドタクシーの導入の必要性についても言及し、その実現を求めた。
次に津田議員は学校給食に関連する質問を行った。2024年9月からの学校給食無償化に向けて、食材の地産地消やアレルギー対応について、具体的な進捗を確認した。印西市では印西市産の食材を4割使用していることが報告され、その使用割合増加に向けた取り組みが必要であると提起された。
さらに、印西市における交通手段の拡充にも触れた。特に高齢者や障がい者が自力で移動するのが困難である状況を踏まえ、公共交通機関の整備や地域コミュニティとの連携を強化すべきだとの意見が示された。市民の移動手段の改善は、今後の大きな課題であると認識されている。最後に、津田議員は避難所運営の充実も求めており、特に体育館の空調設備導入に関する発言から、その重要性が再確認される形となった。
また、加藤亮二議員も続けて発言し、印西市が抱えるさまざまな課題に対し、その解決策について市長に質問した。特に選挙に関しては、投票率の歴史的変化や不在者投票の流れについても言及され、次回選挙に向けた施策についての議論が行われた。全体を通して議会は、市民のための施策を拡充し、彼らの意見を取り入れた形で進めていく姿勢が強調された。