令和2年12月18日、印西市議会で第4回定例会が開かれた。議事は幅広く、重要な議案が多数上程され、評価が行われた。特に、工事請負契約と指定管理者の指定に関する議案が焦点となった。
議案第8号については、工事請負契約の締結が議論された。総務企画常任委員会の海老原作一委員長は、工事は白井興業株式会社によって執行される予定で、契約金額は約2億3,757万2,500円であると報告した。新しく改修される本埜支所の構成は、1階が保健センター、2階が子ども発達センター、3階が多目的スペースとして利用される予定であり、特に多目的トイレの設置についても問い合わせがあった。
指定管理者の指定に関する議案、特に議案第10号から第13号までは、一括議題で審査が行われた。文教福祉常任委員会の松尾榮子委員長は、指定管理者の候補者としてシダックス大新東ヒューマンサービス株式会社が選定されたことを伝えた。この選定は、各学童クラブにおける運営に関するもので、地域のニーズに応じた対応が必要とされている。特に、新型コロナウイルスの影響に関して、衛生管理の強化に関する質疑が多く出され、運営体制の柔軟性が求められている。
また、議案第4号についても重要な議案として取り上げられた。この条例の改正は、内野学童クラブの移設に関係しており、現行の定員に対し、今後の増加が予測されている。教育長からは、現在の児童数と定員のバランスを考慮し、建設計画が進行中であると説明があった。実施後の施設運営に対する質疑も活発に行われ、今後の学童クラブの運営について慎重な対応が求められている。
その他にも、一般会計の補正予算（第6号と第7号）や、新型コロナウイルス感染症に関連する施策についても詳細な議論が展開された。特にPC検査に関する予算は関心を集め、詳細な運用方法や施策の効果が問われた。議会全体を通じて、今後のコロナ対策や市民生活の支援に向けた熱意が窺えた。全体として、議会は原案通りの承認を決議した。