令和4年第1回印西市議会定例会が2月16日に開催され、市長の施政方針演説が行われた。
市長の板倉正直氏は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている市政に対し、的確な対策を講じることの重要性を強調した。同氏は、特にワクチン接種の積極的な推進と市民への生活支援の必要性について触れた。
また、令和4年度予算案についても発表され、全体で667億5,721万1,000円に上り、昨年比9.8%の増となった。これにより、様々な社会保障関連経費や公共施設の改修費用が計上されることになる。
特に注目されたのは、令和3年度の補正予算として約11億円の増額が必要とされる点である。これは、新型コロナウイルスの影響から市民生活の維持を図るため、補助金等が計上されたためであった。板倉市長は、引き続き子育て世帯への支援や地域の福祉事業に早急に対応していく考えを示した。
議案については、印西市個人情報保護条例の改正などが提案され、議員からも多くの質問が寄せられた。特に、予算審査常任委員会が選任され、令和3年度の一般会計補正予算の審査が重要な議題となった。各議員からは、具体的な予算の使途についての質疑があり、特に生活困窮者への支援策や子育て支援に関して詳しく論議された。
最後に、印西市監査委員の再任に関する議案も可決され、議会全体として安定した市政運営が期待されていることが確認された。市長は今後も無駄のない財政運営と市民ニーズに応えた施策の実施を進めることを誓った。