令和5年6月7日に開かれた印西市議会の会議では、市民から寄せられた要望に関する問題が多数取り上げられた。特に、交通の安全確保や大規模校問題、学童クラブの整備計画等についての議論が中心となった。
議員からは、千葉ニュータウン中央駅南口の照明が暗く危険だという声が上がり、都市建設部長からは、LED化を進めることが認識されていると説明された。特に、戸神台一丁目付近の交差点では、照明の暗さが感じられ、改善が求められている。
また、通学路の安全性についても言及され、交差点に設置された柵の隙間からの交通事故の危険性が懸念された。通行者の安全を守るための対策として、新たに柵を設置する準備が進められているという。
印西市内の大規模校についても議論があり、原小学校及び西の原小学校では、児童数の増加から大規模校問題が生じている。教育部長は、増築校舎の建設が行われる方針を示し、児童数に応じた適切な教育環境を整えていくことの重要性を強調した。
続いて、学童クラブについても質問があり、学童クラブの数が37か所との情報が共有され、近年の状況に応じた整備計画が求められた。
さらに、災害対策として、避難所運営マニュアルの周知状況や、今後の市民への避難所運営の認識についても話し合われた。
最後に、給食費の無償化について多くの質問が寄せられ、教育部長は無償化に関する具体的な方針は現在のところないとの回答を行った。今後、他市の取組や民意を十分に考慮して検討する必要がある。また、これからのスケジュールとしましては、給食費無償化を進めるための条例制定や具体的な施策の考案が急務とされている。