令和2年第2回印西市議会定例会が開催された。
市議会では新型コロナウイルス感染拡大防止策として、議席の間隔を空け、傍聴者への配慮を行い、さらにクールビズが実施された。
本定例会では、会期が6月5日から23日までの19日間に決定されたことが報告された。議長の板橋睦氏は市民の協力に感謝の意を示した。
板倉正直市長による行政報告では、前回の定例会からの主な取り組みが説明された。特に、緊急事態宣言の解除に伴う感染症対策が強調された。市では500件を超える中小企業への支援金申請が行われており、約270件が処理済みとの報告もあった。
また、子育て世代への支援や特別給付金の支給が行われるということが紹介された。特に児童手当の一時金に加え、すべての対象児童への一律の給付金も支給される方向であることが示された。
市長は「新型コロナウイルスの影響がまだ続く中、感染防止と市民生活の確保に努める」と述べた。また、公共施設の段階的再開についても言及され、6月1日から一部施設が営業を再開することが確認された。
議案の審議では、印西市税条例や国民健康保険税条例、介護保険条例の改正案が上程され、これらは市民生活の安定を図るためのものであるという説明がなされた。特に新型コロナウイルスの影響を考慮した特例措置も検討されている。
議案審議では質疑が行われ、一部は常任委員会に付託されることが決定された。市の財政状況や経済回復策など、重要なテーマが多く取り上げられる見通しである。
定例会の散会後には、今後の課題についても議論が進むことが期待される。議長も記者会見で「市民の意見を反映させながら、柔軟に対応していきたい」と述べた。