令和6年印西市全員協議会が開催された。
会議で藤代健吾市長は、副市長の2人制導入について説明した。市政運営の効率化と職員間の連携強化を目的として掲げた施策である。市長は政策の具体化を期待し、各部署間の調整を行う役割が重要であると強調した。
藤代市長は、2人制導入の背景を説明した。近年、行政課題が複雑化し、横断的な施策の実施が求められている。特に、子育てや高齢者福祉、地域づくりなどの分野で、より迅速な対応が必要であると述べた。市長は、具体的な政策実行のための推進力を持つ人材の確保が重要だとし、副市長2人制を通じてそれを実現したいと述べた。
議員からは、2人制により行政の効率が上がることに期待が寄せられた。米井重行副議長は説明に対し、重要な施策を推進するために副市長に求める役割の大きさを認識し、市民にどのように説明するかが大切であると指摘した。
金丸和史議員は条例改正や運用の仕組みについて質疑をし、議論はさらに深まった。藤代市長は、パートナーシップを重視し、職員の負担を軽減するための業務改革が必要であると応じた。また、先ずは信頼できる人材の確保に努める方針を示した。
全員協議会では、職員の業務負担についても言及され、業務の進め方や権限委譲の重要性が話し合われた。市長は横のつながりを重視し、具体的な案件に基づいた職員の育成が大切だと強調した。