令和6年第1回印西市議会定例会が2月19日に開かれた。そこで、特に大きく取り上げられた議題が災害廃棄物処理や印西市のまちづくり、さらに教育環境の整備についてであった。
災害に備えて重要となる廃棄物処理の方針が語られ、軍司俊紀議員は先日の能登半島地震を受けて、印西市の廃棄物処理における取り組みを問うた。
軍司議員は、「災害廃棄物処理計画や対応マニュアルの訓練が必要」と強調。これに対し、環境経済部長の岩井大治氏は「平常時からの準備が重要」と述べて対応状況を報告した。具体的には、昨年度得られた情報を基に、災害時の初動体制や仮置場の候補地選定について進展を見せているという。
次に印西市のまちづくりについては、若松建設部長が具体的に回答。特に印西牧の原駅圏の将来について確認され、近くには大和ハウスによる商業施設開発も計画されている。議会では「地域の発展につながるよう、積極的に民間企業の誘致を進めていく」方針が示された。
教育環境においても課題が浮き彫りとなり、特に原小学校と西の原中学校では児童数の増加が見込まれている。教育長の大木弘氏は校舎の増築など、具体策の実施を約束した。
さらには図書館のサービス計画が話題に。蔵書のニーズに応えつつ、次年度からの改修工事を通じた機能向上に期待が寄せられている。