令和元年の印西市全員協議会が、11月29日に開催された。
出席した議員22名と市長、及び各種担当者からなる執行部が報告した内容は、主に印西市の総合計画の策定状況に関するものである。
議長の板橋睦氏が開会の挨拶を行った後、市長の板倉正直氏が「令和元年第4回市議会定例会の初日終了後にもかかわらず、またご多忙のところご参集いただきまして、まことにありがとうございます。本日ご報告を申し上げます案件は、印西市総合計画の策定状況についてでございます」と述べ、会議を進行した。
企画政策課の小林正博課長が、総合計画の策定状況について詳しく説明した。特に、庁内の各課からの意見収集のために市民会議を開催した点が強調された。市民会議では、無作為抽出により参加した57名が実施され、参加者から多岐にわたる意見を収集。
「北総線の高運賃や市内交通網の充実に関する意見が多数寄せられました」と、小林課長が説明した。この意見は、将来の政策形成に活かされる見込みで、地域住民の声が反映されることが期待される。
議員からは市民会議や若手職員会議に関する議論が展開され、「若手職員会議はなぜテーマが異なるのか」との質問もあった。小林課長は、「それは今後の基本構想について議論を進めるため、絞ったテーマによるものです」と回答した。
また、人口推計についても説明があり、策定した推計方法が詳細に示された。「現在の住宅開発状況を予測し、人口増加を見込む」とのことで、3つのパターンの推計結果を提示。特にパターン②を採用する意向が示され、議員からはその妥当性が問われたが、責任のある形で策定を進める姿勢が強調された。
さらに、肖像画に関する議題も議論された。議長が「肖像画の掲出は市の発展に寄与した人々の功績を称えるものであり、多数決で決定することを提案した」と述べると、賛否が分かれる意見が相次ぎ、最終的には賛成多数で決定した。議長が「肖像画を掲載することで、歴史を大切にし、印西市の発展を示すことができる」と締めくくった。