令和2年6月23日、印西市全員協議会が開催された。
開会の挨拶の中で、議長の板橋睦氏が議題が4点あることを明示し、議会の円滑な進行を促した。
最初の議題、令和2年度各委員会行政視察について、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、全ての行政視察が中止されることが決定した。議長は「今事務局から報告させていただきましたが、近隣のことなど総合的に考慮し、中止を決定いたしました。」と述べた。
次に、各会派の行政視察については、各会派の判断に任せるとする意見が報告されたが、参加する必要性を感じている議員も多かった。議長は「皆様の意見を踏まえた結果、各会派の判断に委ねることにいたします。」と強調した。
次に、令和2年第3回定例会一般質問の時間の取り決めが決まり、会派代表質問は30分、個人質問は20分とすることが合意された。議長はこの案に異論がないか確認を行い、「すべての会派が合意していることを確認しました。」と述べ、決定事項として進めることを決めた。
最後に、印西市市議会会議システムの更新について、議会事務局次長の吉岡哲男氏が説明を行った。システムは昨年からの問題を踏まえて、今後のニーズに適合するように設計が進められ、新型コロナウイルスの影響により運用方法など新たな課題にも対応する設計が求められる。吉岡次長は「議場の議席についても1席空ける配置を検討しています。今後の設計業務は7月末に完了予定です。」として、効率的な運営を目指す考えを示した。
質疑応答では、米井重行議員がタブレットを使用した際の電源確保について提案し、吉岡次長は「コンセントの設置についても可能であれば検討する」との意向を示した。増田葉子議員からは館内共聴設備の更新の意義が問われ、音声をより明確にするための方策が取られることが確認された。
本日の協議会は、全ての議題が終了し、講じた意見や示された方策が今後の運営に生かされることが期待される。