令和4年第2回印西市議会定例会では、国道464号の管理や有害鳥獣駆除、信号機の設置状況などについて議論された。
国道464号の上り線について、印西市長の板倉正直氏は、同道路が成田国際空港と外環道を結ぶ重要な役割を果たしていると強調した。印西市から成田市までの約13.5キロメートルが進捗中である。特に、印西市吉高から成田市押畑までの8.5キロメートルの区間が暫定2車線で開通済みであるとのこと。残りの3.7キロメートルは千葉県が手掛けており、県との協力が今後も必要とされる。
次に、有害鳥獣駆除の状況について、環境経済部長の岩井大治氏から報告があった。令和3年度に捕獲されたイノシシは成獣374頭、幼獣119頭を含む493頭で、被害相談があれば猟友会が対応すると説明した。しかし、捕獲数が年々減少していることへの懸念が示された。捕獲頭数の減少は、イノシシが人間の動きに対して警戒心を強めている可能性がある。今後の捕獲計画を再検討する必要があるだろう。
また、印西市内の信号機に関する要望も出された。特に印旛支所近くの信号機に対し、右折矢印の設置を求める声があり、交通渋滞緩和が期待される。市民の要望に応えて早急に現地確認を行い、公安委員会に相談することが決定された。市民サービスの向上に期待が寄せられる。
今回の議会では道路整備や動物被害対策に関する重要な問題が浮き彫りになった。市当局は地域の声を注意深く聞き取り、今後の対策を進める必要がある。