令和6年第2回印西市議会定例会が6月3日に開催された。
午前10時に開議され、議長の海老原作一氏が開会を宣言した。今回の議題には一般質問が含まれ、多数の議員が発言する機会を得た。
中でも、近藤瑞枝議員のカスタマーハラスメント対策の質問が注目された。「カスハラ」と称される顧客からの理不尽な要求が市職員に対するストレスや業務に影響を及ぼしていることが運営の課題として挙げられた。市長の板倉正直氏は、これらの問題を認識しており、今後の対策を強化すると述べた。
一方、小川利彦議員は交通事故防止策について質問し、特に竜腹寺交差点の信号機設置の必要性を強調した。市民の安全確保のために、信号機の設置など交通環境整備が急務との見解を示し、関係者との協議を進める方針を示した。
さらに、岩崎成子議員による健康づくり関連の質問もあり、定期検診の受診者数減少に関連して、改善策の必要性を訴えた。この背景には、新型コロナウイルス感染症の影響から受診を控えた市民が多かったことがあった。
全般的に議会内では、各議員が市民ニーズに基づいた政策提言を行い、公共サービスの向上に向けた討議がなされた。市側は今後も地域の実情を考慮した対応を進めるとしており、特に子育て支援や健康づくりへの取り組みを強化する方針を確認した。
議会は順調に進行し、全ての議事終了後、散会した。次回の議会ではこれらの課題についてさらなる進展が期待される。