令和4年第3回印西市議会定例会では、地域交流や個人の質問が重要なテーマとして議論される中、松本有利子議員が提起した地域コミュニティ基本方針の策定に関する質問は特に注目を集めた。
松本議員は、「地域コミュニティ基本方針の策定により何を目指すのか」と問いかけました。
板倉正直市長は、「住民が地域に愛着を持ち、地域のつながりを大切にした活動の推進を目指している」と説明しました。この姿勢は、地域 コミュニティの活性化や災害への強さを強調しており、災害に対する備えが地域作りの観点から重要視されます。
続いて、松本議員は「地域コミュニティ支援の基本方針」が具体的にはどのように機能するのか、また市民の暮らしの満足度向上につながる展望について質問しました。市民部長の吉林由美子氏は、「地域の課題を特化した組織が連携し、解決を図ることで、住民の参加意識を高め、より豊かな地域づくりを促す」とし、その期待感を表しました。
また、松本議員からは災害時の避難行動や支援体制についても言及され、具体的な提案が議論の場に上がりました。市では、災害時に備えるための訓練やマニュアル整備の重要性を確認し、適切な対応を行う方針が示されました。
藤江研一議員による一般質問では、低い若年層に対するワクチン接種率の改善が強調されました。健康子ども部長の岡本一弘氏は、市での若年層への接種促進施策として、登録なしでの接種を実施した日があり、その成果が問われました。