令和2年6月12日、豊山町議会第2回定例会が開催され、各議案が審議された。
この日の会議では、特に新型コロナウイルス感染症に関連する議案や、豊山町給食センターの設置に関する審議が注目を集めた。議長の岩村みゆき氏は、定例会の開会を宣言後、出席議員数が10名であることを確認し、議案の審議を開始した。
日程第4には、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の増額を求める意見書の提出が上程された。発議者の大口司郎氏が提案理由を説明し、議員の全員の同意を得て国への意見書提出が決定された。この意見書の提出は、町民の生活を支援する重要な一手として評価されている。
続いて、豊山町給食センターの設置や食器・調理器具の購入に関する議案第69号が審議された。井戸茂治学校教育課長は、「新給食センターでは、より衛生的で効率的な調理環境を整備する」と述べ、最新の調理器具を導入する理由を説明した。また、調理器具は基本的に廃棄処分される方針であることも明らかになり、町内の衛生基準についての関心が高まっている。
議案第68号、令和2年度豊山町一般会計補正予算の審査では、各議員からの質疑を受けた。特に、商工振興に関する施策や新生児給付金に関する話題が取り上げられた。質疑の結果、いずれも原案通り可決される運びとなった。
最後に、議会閉会中の委員会継続調査の申出について、議長は別紙での配布通知を説明し、全員一致で承認された。議長の岩村氏は、全体の審議が順調に進んだことに感謝の意を示した。
本定例会では、議論を通じて町民のための施策が具体化され、今後の町の発展に向けた重要な意思決定がなされることとなった。