令和6年6月26日、一宮市にて定例会が開催された。
この定例会では2024年度の一般会計補正予算や特別会計補正予算が中心議題となり、議案第45号から第55号までの多岐にわたる議案が一括審議された。特に議案第45号や第46号は、議員の中で重要な関心を集めており、討論や質疑が活発に行われた。
議案第45号について、総務委員長の本山廣次氏は、一般会計補正予算に関連し、旧中央看護専門学校の解体に先立ち、再整備計画を令和6年度中に決定する意向を示した。また、解体のスケジュールに関しては、令和7年度を目途に進行する計画を述べた。
次に、マイナンバーカードの導入に関連する議案第46号では、福祉健康委員長の東渕正人氏が、国民健康保険システム改修が必要となる理由を説明し、特にマイナ保険証の保有率や利用率についても言及した。マイナ保険証の普及は進んでいるものの、利用率は未だ低いという状況説明も行われた。
また、請願書第5号では、一宮市民からの上・下水道料金の値上げ反対が取り上げられた。市民から集められた署名は2,404筆に達し、この件について議論が交わされた。しかし結果として、ゆうていかと不採択とされた。提案者の彦坂和子氏は、値上げの中止や軽減措置が求められていると訴えた。
とりわけ注目を集める討論となったのは、議案第53号、環境センターごみ焼却施設の修繕工事についてである。これに関しては、環境部長の星野泰久氏が、施設の適切な維持管理が市民生活に不可欠であると強調し、効果的な運営への努力を表明した。
会議最後には、人権擁護委員の推薦に関する諮問が行われ、3名の候補者の推薦が承認された。また、愛知県尾張水害予防組合の組合会議員選挙も行われ、本日の日程を経過し、全ての議案が承認された。最後に議長の竹山聡氏は、今期の定例会をそれをもって閉会する旨を伝え、午後10時39分に閉会となった。