令和6年3月19日、豊山町議会は第1回定例会を開会した。
出席した議員は10名で、事前に提案された議案の多くが可決された。特に重要なのは、議案第4号から第24号、及び第26号から第31号までの多数の議案が委員長報告を経て全会一致で可決された点である。
福祉建設委員会の委員長、作野桂子氏は、議案第5号の豊山町子ども応援基金条例の制定について、子どもたちの育成環境を整えるための重要性を強調した。実際に、当局の説明によると、今日の時代において、安心して育児ができる環境を実現することが急務になっているという。これに対し、議会からの支持を受ける形で原案は全員賛成で可決された。
次いで、教育の面でも多くの改正案が可決された。総務文教常任委員長である岡島剛氏は、地方自治法の改正に基づく関係条例の整理を進める重要性に言及した。特に、議案第4号では自治体の法律運営を効率化する趣旨が説明され、質疑応答では新しい方法による適切な運営が期待されているとのことだった。
他にも、令和6年度の一般会計予算が承認され、その中には健康増進事業や文化財保存・活用事業の予算が含まれ、地域貢献や住民サービスの質向上に寄与することが強調された。特に、健康増進事業については、議員から受診率向上の取り組みが活発に議論された。
今回、特に注目されるのは副町長及び固定資産評価員の選任についてだった。鈴木邦尚町長は、伊井誠氏の後任として安藤敏毅氏の選任を提案し、この件は意見の一致をもって同意された。また、他の多くの議案は審議を省略して直ちに採決に移行し、スムーズに可決された。
最後に、坪井孝仁議長は、会議の閉会に際してご参加いただいた議員に感謝の意を示し、今後の議会の運営に対する期待を表明した。会議の最後に町長は、全議案の慎重な審議に感謝し、今後も皆さんからの貴重な意見を反映させていくことを約束した。