令和2年3月の豊山町議会では、様々な重要な議題が取り上げられた。特に公共交通の構想については、柴田賢一氏が言及。名古屋市北名古屋工場の焼却施設や温水プールへの交通手段についての検討が必要とされ、佐藤正司産業建設部長は、今後利用者見込みをもとにバス路線を検討すると回答した。新型コロナウイルス感染症拡大の影響も考慮し、適切な対応を併せて求められた。
また、ひきこもりや8050問題についても言及され、現行の相談件数から、今後の調査が必要との認識が示された。堀尾政美生活福祉部長は、ひきこもり支援に関して、年齢制限がなく、相談窓口が設けられていることを強調した。
次に、18歳以下の子どもへの医療費無償化についての議論が展開された。豊山町では、中学校卒業までの医療費無償化が実施されており、今後もこの制度が必要との意見が多く出された。堀尾部長は、16歳から18歳までの無償化の必要性を認識しつつも、問題点や予算の必要性についても慎重に検討すると述べた。また、450人の対象者がいることが示され、地域のニーズを反映した支援策が求められた。
環境美化や新型コロナウイルスに関する意見も数多く寄せられ、町の未来を見据えた施策の重要性が、一致して確認された。特に環境保護については、町民各々の行動の積み重ねが必要との意見が共感を呼び、サステナブルな政策の推進への期待が高まる。
このように、令和2年豊山町議会は、公共交通、ひきこもり問題、医療費に至るまで、各議員が町民の声を受け止め、地域の未来を見据えた多様な意見が交わされた。