令和3年3月16日、豊山町議会は第1回定例会を開催した。
今回の会議では議題が多岐に渡り、各議案の討論が行われた。
中でも、令和2年度豊山町一般会計補正予算(第10号)の審議が特に注目される。
この補正予算では、新型コロナウイルスの影響で遅延が発生しているワクチン接種に関連する経費の繰越しが決定された。
町長の鈴木邦尚氏は、今回の補正が「103万1,000円」の予算を令和3年度に繰り越す内容であると説明した。
また、激しい社会情勢の変化に対応した別の予算案も賛成多数で可決され、歳出の調整が図られる見通しだ。
一方で、議案第17号「令和3年度豊山町一般会計予算」については、特に医療費の無償化や子育て支援が評価される一方で、デジタル推進の課題も浮上した。
5番議員の山本亮介氏は、マイナンバーカードの普及率が豊山町では18.4%にとどまり、デジタル格差があることを懸念した。
この会議を通じ、議会は活発な討論を行いながら町民の福祉向上に向けた議案を可決した。
次会議への提案も含め、インフラ整備や福祉政策といった広範な議題が引き続き重要になると思われる。
また、発議が数件行われた、議会の規則改正に関しても全会一致で承認された。
大口司郎議員は、悩ましい時期にあたる今、効率的な規則改正は重要だと述べたとされる。
さらに副町長と固定資産評価員の選任案も全員賛成により可決され、今後の業務に期待を寄せる時となった。
このように、今回の定例会は多方面にわたる成功を収めた。