令和5年9月21日、豊山町議会第3回定例会が開催され、計6つの議案などが審議された。
議長の坪井孝仁氏から議会の開会が宣言された。出席議員は10名で、欠席議員はいなかった。議案の審議の先頭に立ったのは、議案第53号から議案第68号までであった。福祉建設委員会と総務文教委員会からの報告が行われ、各議案は全員賛成のもとで可決された。
特に目を引いたのは、令和5年度の国民健康保険特別会計補正予算に関する議案である。町長の鈴木邦尚氏は、国民健康保険税の免除に伴うシステム改正が必要であることを強調し、愛知県からの財政支援が決定したことを報告した。この補正予算は107万8,000円にのぼり、歳入歳出それぞれに加算され、各予算の総額は約13億3千万円となる見通しである。
また、発議第3号から第5号にかけて、教育に関する意見書の提出が行われた。岡島剛氏は、義務教育費国庫負担制度の堅持と拡充を求め、また私学助成の拡充についても必要性を訴えた。全ての発議が賛成多数で採択され、意見書の提出が決定された。
最後に、議会閉会中の委員会継続調査の申出も行われ、異議なしで認められた。町長の鈴木氏は、全ての議案について慎重な審議が行われたことに感謝し、今後も町民の期待に応える努力を続ける意向を表明した。議長は閉会を宣言し、コロナ禍後の町の発展に期待を寄せた。