豊山町議会は、令和4年9月21日に第3回定例会を開催した。
主な議題として、令和4年度豊山町一般会計補正予算(第5号)が取り上げられ、臨時特別給付金や高齢者インフルエンザ予防接種の無償化が提案された。
町長の鈴木邦尚氏は、この補正予算が住民税非課税世帯への5万円の給付と、高齢者のインフルエンザ予防接種に関する経費の追加を目的としていると説明した。なお、予算額は7,964万7,000円であり、一般会計総額は81億87万6,000円に達する見込みである。
臨時特別給付金の給付は、10月末に確認書を送付し、11月末から実施する予定。生活福祉部長の日比野敏弥氏によると、物価高騰が影響甚大であり、スピーディーな対応が求められているとした。
また、インフルエンザ予防接種の自己負担分は、高齢者や心疾患を有する60歳以上の方を対象に、10月1日から町内の医療機関で実施される。
この他、発議第1号定数改善計画の早期策定についても可決された。委員の岩村みゆき氏は、義務教育費国庫負担制度の堅持及び拡充を求める意見書案を提案し、これも全員の賛成を得た。
議案の多くは討論に入ることなく可決されたが、特に公共の福祉への貢献が注目された。
会議は午後2時35分に閉会され、鈴木町長は、議員の協力に感謝の意を示した。今後も町の発展に努めていく意向を述べた。