令和元年12月2日、豊山町議会の定例会が開かれ、各議案についての審議が行われた。
この会議では、議案第77号「豊山町学習等供用施設の指定管理者の指定」や、議案第78号「豊山町プールの指定管理者の指定」が重要なテーマとして取り上げられた。これらの議案に関して、町長の服部正樹氏は、豊山町の運営における指定管理者制度について、透明性を持たせるためのプロポーザル方式を採用していることが報告された。
議案第77号について、教育委員会事務局長の安藤憲司氏は「過去13年間、指定管理者としての役割を良好に果たしてきた」と述べ、公益社団法人豊山町シルバー人材センターを指定管理者に選定することが決定した。収入については、利用料が145万円、指定管理受託料が1,807万9,000円とされ、支出では人件費が1,184万7,000円、管理費が394万7,000円となる。
次に議案第78号では、プールの指定管理者としてハマダスポーツ企画株式会社が名前を挙げられ、指定期間は令和2年度からの5年間とされている。議案賛成者からは、「過去の運営も問題なかった」との意見が示された。
続いて、工事請負変更契約に関する議案も数件上程された。議案第79号は、令和元年度下水道工事に関する契約変更で、消費税率改定に伴う価格の増額が議論された。町長は「事業の透明性を常に意識していく」と強調した。議案第80号も消費税率改定に関連した内容であり、町議会は関連法令の遵守についても確認した。
多くの条例に関する改正が行われる中で、特に強調されたのは「まちづくりの基本理念」だった。総務部長の小川徹也氏は、新たに策定する分野別まちづくり目標に触れ、町民が誇りを持てる町を目指すことを述べた。特に「一人ひとりが輝く暮らし豊かなアーバンビレッジ」という将来像が示された。
最終的に、全ての議案は原案通り可決された。これにより豊山町の未来を切り拓く重要な施策が進められることとなる。議長の岩村みゆき氏は、議会に集まった全ての関係者に感謝の意を表し、議会は71分後に散会した。