令和3年9月13日、豊山町議会にて、複数の重要テーマに関する一般質問が行われた。特に、放課後子ども教室と放課後児童クラブの運営に関して様々な意見が交わされた。
議員の山本亮介氏は、放課後子ども教室の新設が行われたことを評価しつつ、さらに充実を求めた。新栄小学校と志水小学校では、一般社団法人きゅーぶが運営を担い、児童たちからは「友達と色々体験できて楽しい」との声が寄せられている。とはいえ、コロナ禍の影響で地域住民との交流活動が難しい現状が続いており、今後の工夫が期待されている。山本氏は、「新型コロナウイルス感染症の影響で地域との交流が難しいが、どうにか交流活動を進めていくべきだ」と指摘した。
また、彼は放課後子ども教室の開所時間や開催回数の増加を求めた。放課後子ども教室は、現在週に2日、16時までの開所であり、保護者の就労条件に合わない場合が多いとの意見があった。教育委員会事務局長の安藤憲司氏は、「運営側で検討していく」との返答をしつつ、ニーズの把握が今後の課題であると認めた。
さらに、放課後児童クラブの運営に関しても触れられた。豊山なかよし会は、社会福祉協議会が管理を行っており、使用されていない敷地内のグラウンドについても利用可能性が議論された。住民の安全が担保される中で、子どもたちの健康的な運動環境を整備する必要性が強調された。
一方、子宮頸がんワクチン接種に関しても質疑がなされた。岩村みゆき氏によれば、ワクチン接種後の副反応への懸念が根強いものの、正しい情報を提供することで接種者数を増やす必要があると訴えた。生活福祉部の日比野敏弥氏は、対象者に対しての情報提供を継続する意向を示し、次年度についても案内を行うと約束した。加えて、アピアランスケアへの支援事業として、ウィッグ購入費用の助成を検討する考えも示された。
全体として、この日の議論は新たな施策の運営や課題解決に向けた具体的な検討がなされつつあった。議員たちからは、特に子どもたちの安全保障についての意識が高まっている。今後、議会としても各種のニーズを考慮した政策推進が求められるであろう。