令和2年12月18日、豊山町議会第4回定例会が開催された。
本定例会では、議案第99号から第105号までの議案が一括提案され、全会一致で可決された。これにより、複数の条例改正や予算補正案が承認された。特に注目されるのは議案第99号、町議会議員及び町長の選挙活動の公費負担に関する条例の制定である。これまでの選挙活動に関するルールを明確化するもので、今後の行政運営に重要な影響を与えると考えられる。
また、発議第6号では、国土強靭化対策の継続・拡充を求める意見書が提案された。大口司郎議員は提案理由について説明し、質疑の後、全員賛成で可決された。これは、近年の自然災害の増加を受けたもので、地域の防災力向上を目的としている。
議会では、坂田芳郎議員に対する懲罰の議題も取り上げられた。坂田議員は前回の会議において、議事を妨害する行為を行い、懲罰特別委員会による審査が行われた結果、公開の場での陳謝が決定された。坂田氏は、その後、議場で謝罪を行い、事態の深刻さへの自覚を示した。
最後に、議会閉会中の委員会継続調査の申出があり、異議なく承認された。鈴木邦尚町長は、全議案の審議に対する謝意を述べ、今後の行政への指導を議員に求めた。