令和5年9月4日に開催された豊山町議会第3回定例会では、重要な運営についての議案が上程され、採決が行われた。
今回の定例会では、報告案件2件及び議案18件が審議され、合計20件の案件が町議会に提出された。
特に、財政健全化判断比率および公共下水道事業特別会計に関する報告が重要な議題として取り上げられた。
町長の鈴木邦尚氏は、挨拶の中で、町行政へのご協力に感謝の意を表し、意義深い議事について説明を行った。
鈴木町長は、「監査委員からも財政が健全との審査結果をいただいている」と強調し、市民に向けて透明性のある運営を約束した。
議案当日の提案においては、固定資産評価審査委員会委員の選任や教育委員会委員の任命も審議され、代替人事案が提案された。
特に、教育委員会には新たに志水千鶴氏が選任される予定である。
また、議案第53号では、約5億8,000万円の寄付金を基にした新しい「豊山町わたぬき基金」創設が提案されており、子ども関連のプロジェクトに使用される整備を行う意向が示された。
さらに、令和4年度の決算報告にも注目が集まり、歳入歳出の詳細が議会で説明された。特に、歳入決算では、歳入の根幹をなす町税が減少しているものの、他の収入源が増加の傾向にあることが報告され、市議会内でも討議が行われた。
この定例会では、これからも町民に信頼される地方自治を促進するため、さまざまな見直しや改革提案が必要であるとの意見が多く挙がり、今後の課題として位置付けられた。