令和元年6月、豊山町議会第2回定例会が開催された。本定例会では、工事請負契約の締結を含む複数の案件が審議された。特に工事請負契約の締結については、下水道工事や新設の給食センター工事が大きな注目を集めた。
町長の服部正樹氏は、工事に関する提案を行い、豊場地区の下水道工事において、管渠の布設が計画されていることを示した。具体的には、管径150ミリの下水道管を1,048.7メートル、また、管径200ミリを321.4メートル布設する計画である。この工事は、効率的な水流を確保し、地域住民の生活の質を向上させることを目指している。
次に、給食センターの建設について説明が行われた。産業建設部長の佐藤正司氏は、調理能力が1日最大1,800食に達する新しいセンターが整備されると述べた。このセンターでは、衛生管理基準に基づき、アレルギー対応食を30食分調理可能な専用調理室も設けられる。地元の基盤を強化するためのこの取り組みは、町民への給食サービスの向上を図る。
また、入札に関する議論も行われた。議案第29号の下水道工事に関して、入札の結果、9社が辞退したという異例の事態が発生した。柴田賢一氏は、辞退の理由は技術者の確保が困難であったとし、今後の入札制度の見直しを求めた。これは、当町の工事が進む上での重要な懸案事項として位置づけられた。
さらに、町の令和元年度補正予算の提案が行われ、プレミアム付商品券事業に関する予算が約3,700万円追加されることが予定されている。この施策は、地域経済を活性化させ、住民の生活をサポートすることを狙いとしている。