令和2年7月21日に行われた豊山町議会第3回臨時会では、重要な議案が審議された。
その中には、新型コロナウイルス対策に関連する一般会計補正予算が含まれていた。これに伴い、合計で8,434万6,000円が追加計上された内容だ。他にも、法人町民税の還付金に関する専決処分が承認を受けた。
町長の服部正樹氏は、法人町民税の過誤納還付について、議会へその承認を求める旨を強調した。これにより、大手法人2社への還付金2,632万円に関する補正予算が必要であると説明した。
また、補正予算の主要用途として、新型コロナウイルス感染症対策経費が明記されている。教育関連の支出、商工業の支援にも言及されており、岡島政信氏はプレミアム付き商品券についての質疑を行った。これに対し町長は、地域経済の回復支援が含まれているとし、議員らの理解を求めた。
質疑の中では、山本亮介氏が生活支援策の必要性について指摘。第1波に比べ、第2波及び第3波が懸念されるため、一般財源を利用した独自の支援策を要望した。このことに対し、町長は国や県と連携しながら、最善策を検討する考えを示した。
その後、討論を経て、議案第70号は全会一致で可決された。町長は、今後の感染拡大防止に向けた取り組みを重視する旨の閉会挨拶を行った。庁舎の感染拡大防止策についても言及し、今後の地域経済対策の重要性が確認された。
このように、本臨時会は新型コロナウイルス対策や地域経済支援に向けた施策など、町民の生活を守るための内容が盛り込まれた会議となった。